伝統の宇治茶手もみ製茶法

十四代園主 吉田 喜三郎

宇治市無形文化財認定

十五代園主 吉田 利喜三

宇治茶製法手揉み保存協会 元会長

 

十六代園主 吉田 利一

全国茶生産団体連合会 会長

(公社)京都府茶業会議所 副会頭

京都府手もみ製茶連絡会議 会長

宇治茶製法手揉み保存協会 会長

 

 


 元文3年(1738年)永谷宗円翁が青製煎茶製法を創案されました。
それまでは、中国の流れを汲み、茶の芽を釜で炒って、ムシロの上で手足によって揉み、日光で乾燥させた、釜炒り茶といわれるものでありました。
翁は、この製法を改良し、ホイロで乾燥しながら手で揉む製茶法(青製煎茶製法)を始めました。
この茶は、従来の茶に比べて色沢香気ともに優良で、江戸をはじめ各地において評判を博しました。
その後、多くの人々によって改良を加えながら、今日の手揉み宇治製法が完成されました。
この手揉み製法が全国銘茶産地に広められ、現在各地で保存されている手揉み技術の大半は、宇治製法の流れを汲むものと思われています。
弊園十四代園主 吉田喜三郎が保持していた玉露の手揉み製法は、この宇治製法を正しく受け継ぎ、更に技術改良を加えたものであります。
昭和44年3月3日宇治製法技術保存協会が結成され、翌年10月「宇治茶手揉み製法」が

無形文化財に指定され、その保持者として弊園十四代園主 吉田喜三郎が認定されました。

現在も尚、先祖代々の伝統技術を引き継ぐべく、日々精進しております。

※映像は十六代園主 吉田 利一(宇治茶製法手揉み保存協会 会長)